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異彩ノ雫

第259章  十一ノ月 Ⅲ ⑤




細く開けた窓から

雨の匂いが忍び込む



潤む風の心地よさに

ほっと息をつけば

雲が隠した星へ覚える後ろめたさ…



明日の空模様を占いながら

氷をひとつ グラスへ落とす







【一つ星】



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