テキストサイズ

異彩ノ雫

第257章  十一ノ月 Ⅲ ④




ゆらゆらと

宙をわたる風船ひとつ


白い色の清しさは

さながら

さ迷う魂にも思われ 心さわぐ



そのあてどなさは 自由の代償か…



抜ける青空が

ことさらに果てしない







【風船】



ストーリーメニュー

TOPTOPへ