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第6章 描いた未来に〜そばにいたくて〜

和の部屋に帰ってきて玄関を閉めたらもうダメだった。

我慢してた。

帰り道でもエレベーターでも。

ずっと。

和を抱き寄せて唇を奪う。

「…んん…」

「和…かずっ…」

髪の毛をかき混ぜて後頭部を手のひらで支えて和の口の中に舌をねじ込こむ。

和も同じ気持ちだったんだ。

同じくらい舌を絡ませて吸いついてくる。

「…んっ…ふ…」

息継ぎも惜しいほど離れたくないと唇を重ねて。

膝の力が抜けたのかカクンとズレた和を受け止めて、

「お風呂いこ。」

と中へと進んだ。

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