
愛は要らないから…
第13章 溢れる想い
「秋くん!おはよー」
学校につき、教室に入った瞬間
荒井の声が教室に響いた
すると視線を感じたり、教室中がざわついた気がした
やっぱ前のカラオケとかキスとか
みんな噂してんだろうな…
始まって早々こんな事になるなんて
俺は恥ずかしくて、そそくさと自分の席に座った
「来ないと思ってた。
まだ暑いしさ、休み明けってだるいもんね」
「そうだけど、流石にそれで休まないだろ。」
てゆうか、よく楽しそうに話せるな
こんなざわついてんのお前のせいだぞ…
「そういえば荒井は二次会行ったの?」
「行かないよ、秋くんがいないと楽しくないし」
それって
やっぱ完全にあの時の俺弄ばれてたんだな
ケッ…行って損した……
今更そんなこと思っても遅いんだけどさ…
俺は仕方なく鞄から教科書などを取りだし
今日の授業の準備をし始めた
「あのさ、今日放課後暇?」
「聞かなくても、俺はずっと暇だよ」
「じゃあ、ちょっと付き合ってほしいんだけどいい?」
「あぁ、うん…全然いいけど」
「よし!約束ね!」
荒井と放課後よく一緒にいることはあるから
俺は当然というように承諾した
