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愛は要らないから…

第9章 恋愛感情



「ありがとう」


俺の視界にその文字が書かれたノートの切れ端が
見えた

横を見ると荒井は俺に微笑んでくる

本当に人懐っこそうだな
ちょっと可愛いなんて思う感情が出てくる


これ
なんか、返事かけばいいのかな?

どういたしまして…だと味気ないし
別に気にせんでいいよ、だと素っ気ない?


あ…


俺が返事に悩んでいると
ノートの切れ端は再び荒井の手に戻って
何か書きはじめた



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