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掃除を済ませ、閣僚の部屋から持ってきたシーツを洗おうと

井戸の近くに行けば、洗濯する場所がない。

大勢の女性下働きが洗濯していた。

短いスカートを履き、大股開きでタライを挟んで

洗濯に勤しんでいた。

空いているタライを取り、水汲むにも一苦労。

女性の間から井戸に桶を落として水を汲む。

水を汲みながら、女性を覗き込む。

ゴシゴシしているので、胸は揺れてるし、衣服などは、ズレて今にも胸が見えそうな雰囲気。

その隣の女性は、胸が小さいので衣服の隙間から乳首が見え隠れしている。

そんな姿を見せられたら、男、龍之介。股間にテントを張る失態。

これでは駄目だと、シーツを持って共同住宅の方まで逃げた。

誰にも見つからないように魔法を使う。

水を出しながら、洗濯機みたいにならないかと思案する。

汚れも酷いので洗剤ぐらいあればいいのに。

そう思っていると、シーツと水が球体状になりながら浮上し

水の中で、シーツが回りだした。

やれば出来るじゃないか！

その光景を見ていたら、なんと！泡まで出てきて水の中のシーツが見えなくなった。

しばらく回っていたが突然止まった。

球体から水だけが落下する。

唖然として見ていた龍之介であったが、すすぎを思いだし、球体に向かって水魔法を放つ。

水が球体になっていく。水量が貯まると回転し出す。

これは便利な魔法を覚えたものだ。

名付けて、洗濯魔法。そのままのネーミング。

風魔法でシーツを絞り出来上がった。

洗濯干場に行き、シーツを拡げて干す。

指導係の人が来て、シーツを確認する。

これだけのシーツを一人で短時間で洗ったことに驚いている。

さらには、シーツからなにやら良い匂いがするではないか。

「この匂いはなんだ！」

その言葉に大勢の女性に取り囲まれて、シーツの匂いを嗅がれた。