
異世界での出来事
第2章 ここはどこ?
「この匂いはどうしたの!」
「そ、それは...水です。」
「ふんっ!水が匂うわけないでしょうが!」
「だから、水に香料を入れたんですよ。」
「その香料を見せなさい。」
引き下がらない指導係。
まあ、生活魔法なら見せても驚かないだろう。
「じゃ、いきますよ。皆さん両手を出してください。」
手の先から、石鹸水を出す。
「よくこ擦り合わせて洗ってくださいね。」
泡立ちに驚いている。
「なんか、いい匂い!」
「それでは水で綺麗に洗い流してください。」
「なんだか手が綺麗になったみたい。それにいい匂い。」
「でしょ!これで身体を拭けばいい匂いがすると思うのですよ。」
「ねぇ、ねぇ、この水頂戴。」
それを遮るように、指導係に耳を引っ張られて連れられていく龍之介。
「指導係執務室」と書かれた部屋に入れられる。
「さあ、早く水を出しなさい。」
桶の新品を差し出されながら、上から目線の指導係。
「今、出しても身体を拭く時間までは匂いが持ちませんよ。」
そう言いながら部屋の中を観察していれば、掃除・洗濯の新品道具置場になっているみたいだ。
「そうなんだ!」
「身体拭く時に、俺は2階には上がれませんし。無理ですね。」
「・・・・・。」
「それに、石鹸で身体を洗うとなったら、お湯が桶1杯では足りません。」
「・・・・・。」
「まあ、方法はありますけど。」
「出来るの?」
「真っ暗な外で身体拭くことになりますが。」
「水で身体拭くの!」
「いいえ、湯も出ますよ。」指を見せながら新品の桶に湯を入れる。
「凄い。生活魔法は使えるんだ!」
指導係が説明してくれた。
50人に1人は生活魔法が使え、千人に1人が攻撃魔法が使えると。
生活魔法が使える人は給金も高いので、城では雇えないと。
「そ、それは...水です。」
「ふんっ!水が匂うわけないでしょうが!」
「だから、水に香料を入れたんですよ。」
「その香料を見せなさい。」
引き下がらない指導係。
まあ、生活魔法なら見せても驚かないだろう。
「じゃ、いきますよ。皆さん両手を出してください。」
手の先から、石鹸水を出す。
「よくこ擦り合わせて洗ってくださいね。」
泡立ちに驚いている。
「なんか、いい匂い!」
「それでは水で綺麗に洗い流してください。」
「なんだか手が綺麗になったみたい。それにいい匂い。」
「でしょ!これで身体を拭けばいい匂いがすると思うのですよ。」
「ねぇ、ねぇ、この水頂戴。」
それを遮るように、指導係に耳を引っ張られて連れられていく龍之介。
「指導係執務室」と書かれた部屋に入れられる。
「さあ、早く水を出しなさい。」
桶の新品を差し出されながら、上から目線の指導係。
「今、出しても身体を拭く時間までは匂いが持ちませんよ。」
そう言いながら部屋の中を観察していれば、掃除・洗濯の新品道具置場になっているみたいだ。
「そうなんだ!」
「身体拭く時に、俺は2階には上がれませんし。無理ですね。」
「・・・・・。」
「それに、石鹸で身体を洗うとなったら、お湯が桶1杯では足りません。」
「・・・・・。」
「まあ、方法はありますけど。」
「出来るの?」
「真っ暗な外で身体拭くことになりますが。」
「水で身体拭くの!」
「いいえ、湯も出ますよ。」指を見せながら新品の桶に湯を入れる。
「凄い。生活魔法は使えるんだ!」
指導係が説明してくれた。
50人に1人は生活魔法が使え、千人に1人が攻撃魔法が使えると。
生活魔法が使える人は給金も高いので、城では雇えないと。
