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上エッチ新幹線

第51章 桐生沙也加の事情①

「……ッ……んふッ……」

掌で円を描くように乳首が転がされる。

「もっと声出してもいいんだよ。
感じた分だけ声にして俺に伝えて」

声を押し殺すようなセックスしか
してこなかった私。

パパとママの寝室の隣が私の部屋。

ママが寝静まるとパパが夜這いに来た。

声にして表現することなんて
当然ながら出来なかった。

その場でパパに伝えたかった。

気持ちいい現状を口にしたり
してほしいことや触れてほしい箇所を
催促したかった。

「慎之助くん……気持ちいいの……
もっとして……もっと愛してほしいの……」

今初めて口にすることが出来た。

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