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上エッチ新幹線

第44章 桐生彩乃の事情③

「彩乃ッ……彩乃が欲しいッ……」

いよいよだ。

慎之助が私に覆い被さる。

慎之助と繋がる。

ひとつになれる。


『ピンポーン』


インターホンが鳴り
慎之助の動きが止まる。

「……誰か来たぞ」
「お願いッ。続けてッ」


『ピンポーンピンポーンピンポーン』


「しつけーな」
「セールスだと思うけど」


『ピンポーンピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン』


「俺が追い払ってくる」

慎之助はボクサーパンツを穿くと
玄関へと向かい
私も急いで着替え後を追った。

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