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上エッチ新幹線

第38章 仲谷慎之助の事情⑨

「一応形式だからね。あっち向いてて」
「言われなくても見ねーよ」

これまで彩乃の裸を
一度も目にしたことはない。

秘密クラブの更衣室での
俺の出入りは自由だった。

ホステスたちにとって俺は
空気みたいな存在だったようで
お構いなしといった具合に
堂々と裸になっていた。

だが、彩乃だけは俺に着替えを見られることを
頑なに拒んでいた。

『親友に裸を見せれるわけないじゃん。
欲情されても困るし』
『しねーよ。バーカ』

こんな会話をよく繰り返していた。

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