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〜T.A.B.O.O~

第3章 ヤキモチ

VOCAL:松本潤

智「あっ、松潤〜ちょっと確認したいとこがあるんだ〜」

『ん?なに?』


大野さんに連れられてスタジオの外に来た。


『確認したい事って?』

智「ニノとの関係」


は?


智「ニノとの関係を確認したいなぁと。
話してくれるかな?」

『…なんで話さなきゃいけねぇんだよ』

智「俺は、嵐の【リーダー】なんだよね?
グループ内のいざこざは一応耳に入れときたいんだ」

『ちっ…』

智「話してくてる?」

『…俺は、ニノが好きだ。
あいつが無視してくる。だから機嫌が悪い。
以上。』

智「そっか。確かに無視は良くないね。俺だってメンバーに無視されたら嫌だもん」

『俺も悪いかもしれなけど、あいつの方が悪い』


俺は無視されてんだ。機嫌が悪いのはしょうがない。


智「う、ん。でもね、ニノの味方をするようで悪いんだけど、ニノもニノで悩んでたんだよ」

『悩んでた?』

智「俺はJが好きだ。好き過ぎる。
俺一人の物にしたいぐらい好きだ。
だけど、それはルール違反だ。
だから距離を置くしかない。
置いたけど、どうやって元の関係に戻せるか分かんない。」

『…』

智「って、ニノが悩んでたんだ。
…俺はその相談を受けてた。だから最近、俺とニノは一緒に居るんだ。」

『…別に避けなくてもいいだろ?』

智「怖かったんだよ、あいつは。松潤と居ると自分自身を見失って、嵐から追放されるかも」


追放なんて今更…


智「今更だと思うけど、ニノにとってはそれが怖かったんだ。だから避けるしかなかった」

『…俺、は…』

スタッフ「再開しまーす!お二人共戻ってきて下さい!」

智「今行きまーす。…あとはどうすればいいかわかるか?」

『…』

智「無言を肯定ととるよ?」


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