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〜T.A.B.O.O~

第9章 故に、

VOCAL:二宮和也


雅「ニーノっ!」

『うわっ!』


ピコピコとリビングでゲームをやってると、目の前にまぁーくんの顔がアップで写った。


雅「夕飯の時間だよ?
今日は焼肉だから!
ほらほら!」


問答無用で俺の手をとり、ブンブン振りながらダイニングへ行くまぁーくん。


『…ごめんね』


言ってるのかどうかわからないぐらい小さな声で言った。
色々な意味を込めての【ごめんね】を。
しかし、当の本人は聞こえなかったらしく、


雅「ええ?なんか言ったァ?」


間抜けな声を出している。


『っ〜。
…なんでもありません』


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