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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也

翔「しょーちゃんに話してみて?」


そう言って、優しい顔を見せる。
俺はポツリポツリと話し始めた。


『お…れが、このっ…よ…にうまっれて…き、て…』


しゃくりあげそうで何度も詰まる。
でも、翔さんは優しく、「それで?」と促してくれる。


『…おれはっ…この、よ…に…ック…いちゃ…だめっ…な、の』


そこまで言うと、泪が一筋流れた。


『だ、から…ごめ、んっ…なの…』


言い終わる瞬間、抱きしめられた。


翔「あのね?これから独り言言うね?」


そう前置きをして話し出す。


翔「俺は、この世の中には必要な人がたくさんいる。
と、いうより必要な人しか居ない。」


頭を撫でられる。


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