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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也

雑誌の取材は普通に終わり、ドラマの現場への移動中。


~♪


『メール?』


画面には、


『銀河…』


書かれていた。


銀〈ねぇ、今日飲まない?〉


何時もの嫌がらせメールではなかった。
数秒後、


銀〈他の同級生も呼ぶから〉


と、来た。


やだよ。
行きたくないよ。
またいじめられるの?
もう十分いじめたでしょ?
まだ俺を傷つけるつもりなの?


そんなこと考えてると、呼吸が苦しくなってきた。


『はぁ…っふぅ…はぁっはぁ…ゲホッ…はぁはぁ…』


こんな俺の様子に気づいたマネが、


マネ「ちょっ…大丈夫?」


答えられるわけもなく、


『はあっ…はうっ…っけほ…はっあ…』


次の瞬間、楽になった。
それは、呼吸が整ったのでは無く、
俺がまた意識を失ったから。


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