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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也


翔「迷惑。」

雅「もう無理。」

潤「いらない。」

智「じゃあね。」


まって!
行かないで!


どんなに手を伸ばしても四人には届かない。

むしろ、遠くなって行くばかり。

やがて四人は見えなくなり、俺は暗闇に取り残された。


『ねぇ?どこにいるの?』


いくら呼びかけても応えてくれない。


『潤くん?リーダー?翔ちゃん?まぁくん?』


四人の名前を呼ぶ。
しかし、返事が返ってこない。


『まってよぉ…』


俺は暗闇で泣き崩れた。

その時、誰かの声が聞こえた。


?「ノ…ニノ…」


何処から聞こえてるのかわからない声に向かって手を伸ばす。


?「ニノ!!」

『っ!』

目の前の暗闇は無くなって、四人が俺をのぞき込んでた。


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