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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也

『ただいまー』


時間が時間なので、声を潜めて言う。

結局、二時間押しで終わった今日の撮影。

…俺、ダメダメだったな。


智「おかえり。
遅かったね?」


びくっ。
肩が上がった。


智「そんなに驚かなくてもいいでしょ」

『急に話しかけたのはそっちでしょ?』

智「まあそうだけど。」


リーダーがまだ起きてた。


智「二時間も押したの?」

『うん…俺のせいでね』

智「そっかぁ…。
じゃあ次は気をつけようね」


優しく言うリーダー。

リーダーの言う【次】は俺にあるのかな。



智「ニノさぁ、なんか悩んでるでしょ。
話してみ?」

『大丈夫だって。
心配症だなぁ。』

智「ほんと?
…ならいいけど。」


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