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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也

銀河〈お前、また周りに迷惑かけてるの?〉

銀〈ばーか。〉

銀〈お前、いらないんだよ〉

銀〈目障り〉

銀〈いっつもでしゃばってるよな。〉

銀〈お前、嵐に浮いてるよ〉

銀〈テレビでんなよ〉


同級生の銀河だ。
たまたま昨日、飲み屋で会った。
…ほんと最悪だった。

その後、三軒ハシゴさせられた。
俺がベロベロに酔った後、勝手に携帯をいじり、電話番号を登録したそうだ。

連絡先を削除すればいい話なんだけど、俺にはその勇気はない。

削除したのがバレたら何されるかわかんない。

…しょうがない。
視聴者からは目障り。浮いてる。
そんなこと思われてるのかもしれないから。
あいつはホントのことを言ってるだけで、俺が悪い。

嫌われるのは俺だけで充分だ。


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