テキストサイズ

〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也

結局、終わったのは予定時間の二時間後。

…ほとんど俺が足を引っ張った。


丸「今日はゆっくり休みぃや。」

『うん。そうするわ』

丸「じゃ、おつかれー」

『おつかれ。』


丸は優しい。
二時間もオーバーしたのに変わらないテンションで話しかけてくれる。


監「二宮くん。今日、どうしたの?
もしかして、熱とかあった?」

『違います。
全て僕自身の責任です。
こんなに押してしまって申し訳ありません。』

監「ま、今日のシーンは難しい所がたくさんあったからね。
明日も頼むよ。」

『はい。
お疲れ様でした。』


楽屋にとぼとぼと帰る。
携帯を開くと沢山の未読メール。
マネージャーとか他の知り合いとかもいるけど、大半は小学校の時の同級生。

…いじめっ子だ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ