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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也


監督「はい。カット。
ダメダメ。ここは重要なシーンだから。
もっと感情こめて。」

『はい…すみません』

監「はぁ…一回休憩いれよっか。」

『はい…ほんとにごめんなさい』


最近、有難いことにドラマをやらせてもらってる。
題名は【フリーター、家を買う。】
現場は和気あいあいとしていい雰囲気。
ただ、今日はおれのせいで一時間も時間が押してる。

わかってる。
仕事に私情を持ち込んじゃだめだ。
わかってるんだけど。


丸山「まあまあ。そう落ち込むなや。
誰でもあるって。」

『丸…。悪いね。
結構時間押してるよね?』

丸「気にすんなって。
俺とお前の仲やろ?」

『サンキュー。』


丸はそう言ってくれるけど、他の人はどう思ってるのかはわからない。

ダメなんだよ。
ちゃんと周りをみなきゃ…


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