
なぜ?
第15章 訪問者2
名津子の部屋のバスルームは、ジャグジーとシャワーに分かれていた。
俺たちの部屋は、ユニットタイプだったので、湯槽に入りたければ、下のメインのバスルームを使うしかない。
ヒョンたちはそちらを使い、俺は名津子の部屋のものを専用に使っていた。
勝手知ったるバスルーム。ボタンを押して、ボーとしてると、名津子が愛用してるシャンプーが目に入る。
俺が初めてこの香りを嗅いだのは、名津子の後ろに乗せられて馬に乗った時だ。乱れた髪が風に吹かれ、俺の鼻をかすめた。
アイツは、髪の毛がほどけるのも構わないほど必死に俺を探してくれた。
ハッキリ言えば、死のうが生きようが自分には関係ないのに。
俺は、名津子にとって重荷になってないかな?時々不安になってくる。
俺がネガティブな想いに浸り出した頃、遮るようにお湯はり完了のメロディがなった。
気を取り直し、入浴剤を入れると、名津子を迎えに行った。
寝てやがる…
カウチソファに横になり、完全に寝ていた。
「名津子、起きて。」
「んん。」
ダメだ。いくら揺すっても、起きやしない。
俺は、起こすのを諦めて、名津子を抱き上げ、バスルームに向かった。
眠っている名津子を湯槽に入れると、俺は名津子の背中に回り抱きしめた。
名津子の体の力は完全に抜けていて、俺にもたれかかっている。
コイツ、ガン寝ってやつだな。無防備にもほどがあるだろ?
俺じゃなかったら、どうすんだよ?
俺たちの部屋は、ユニットタイプだったので、湯槽に入りたければ、下のメインのバスルームを使うしかない。
ヒョンたちはそちらを使い、俺は名津子の部屋のものを専用に使っていた。
勝手知ったるバスルーム。ボタンを押して、ボーとしてると、名津子が愛用してるシャンプーが目に入る。
俺が初めてこの香りを嗅いだのは、名津子の後ろに乗せられて馬に乗った時だ。乱れた髪が風に吹かれ、俺の鼻をかすめた。
アイツは、髪の毛がほどけるのも構わないほど必死に俺を探してくれた。
ハッキリ言えば、死のうが生きようが自分には関係ないのに。
俺は、名津子にとって重荷になってないかな?時々不安になってくる。
俺がネガティブな想いに浸り出した頃、遮るようにお湯はり完了のメロディがなった。
気を取り直し、入浴剤を入れると、名津子を迎えに行った。
寝てやがる…
カウチソファに横になり、完全に寝ていた。
「名津子、起きて。」
「んん。」
ダメだ。いくら揺すっても、起きやしない。
俺は、起こすのを諦めて、名津子を抱き上げ、バスルームに向かった。
眠っている名津子を湯槽に入れると、俺は名津子の背中に回り抱きしめた。
名津子の体の力は完全に抜けていて、俺にもたれかかっている。
コイツ、ガン寝ってやつだな。無防備にもほどがあるだろ?
俺じゃなかったら、どうすんだよ?
