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短編集2

第3章 万華鏡

その表紙には日記と言う文字とその月が書かれていた。





中身にはいろんなことが書かれていた。








それは一輝が家出をしたそのずっと前から書かれていた。





俺がたわいもなく言ったこと、本人さえ忘れていることが綺麗で丁寧な字で綴られていた。







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今日から念願の深夜くんと同じ大学に通える。深夜くんは頭がいいから、僕みたいなトロくて要領悪いやつは必死で勉強しないと追いつけなかったけど、頑張ってよかった!高校も同じとこいったのに、嫌だってら言わずにいてくれる深夜くんは本当に優しいとおもう。いつの頃からか、中学生のときみたいに話せなくなったけど、僕は今でも深夜くんのことが大好きです。






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