
神様の願い事
第2章 秘密
《sideS》
くっそあのメガネ。
小洒落たスーツなんて着やがって。
智くんに会う為かこの野郎。
智「翔くん」
皆の言う通り、智くんを1人にしないで良かった。
俺が居なかったら、きっと楽屋に無断で乗り込んで智くんを口説こうとしていた筈だ。
智「翔くんてば」
その声に気付いて智くんを見た。
すると、いつの間にかその距離はぐっと縮んで智くんは俺の目の前に居たんだ。
智「こっちに...」
翔「え?」
智くんに手を引かれてソファーの前に来た。
ここはあのドアから見える。
翔「駄目だよ。オッサンが見てる」
智「いいんだよ」
こんな状況なのに、智くんは柔らかく笑って。
ふわりと微笑みながら俺の首に手を掛けるんだ。
翔「え、ちょ...」
智「翔くん...」
スッと近付いたその顔は、薄く目を開け俺の唇に迫る。
翔「ん...、ど、どうし」
もう片方の手は俺の後頭部に回り、しっかりと俺を固定しながら柔らかい唇を押し付けるんだ。
翔「智、くん...?」
智「駄目だよそんなんじゃ。もっと、本気で...」
重ねた唇を少しずらして智くんは話す。
そして、“本気で”と言うと、その唇をしっかりと重ね合わせ、俺に深く口づけた。
翔「ん、ほ、本気って、どういう事...」
智「黙って」
掠れた声で、黙ってと一言呟く。
その瞬間景色は一転し、俺はソファーに押し倒されたんだ。
翔「智く...」
智「ぁ、翔くん...」
鏡に映る俺達をチラッと見ながら、智くんは俺に深いキスをしてる。
微かに甘い吐息を吐いて、俺に言うんだ。
智「そんなんじゃないでしょ...?」
翔「え...?」
微かに笑いながら。
智「本気の、キス...」
熱を伝えながら。
智「は、ぁ...、もっとだよ...」
俺の聞きたかったあのアダルトな声で。
智「翔...」
俺の名を、呼んだ。
くっそあのメガネ。
小洒落たスーツなんて着やがって。
智くんに会う為かこの野郎。
智「翔くん」
皆の言う通り、智くんを1人にしないで良かった。
俺が居なかったら、きっと楽屋に無断で乗り込んで智くんを口説こうとしていた筈だ。
智「翔くんてば」
その声に気付いて智くんを見た。
すると、いつの間にかその距離はぐっと縮んで智くんは俺の目の前に居たんだ。
智「こっちに...」
翔「え?」
智くんに手を引かれてソファーの前に来た。
ここはあのドアから見える。
翔「駄目だよ。オッサンが見てる」
智「いいんだよ」
こんな状況なのに、智くんは柔らかく笑って。
ふわりと微笑みながら俺の首に手を掛けるんだ。
翔「え、ちょ...」
智「翔くん...」
スッと近付いたその顔は、薄く目を開け俺の唇に迫る。
翔「ん...、ど、どうし」
もう片方の手は俺の後頭部に回り、しっかりと俺を固定しながら柔らかい唇を押し付けるんだ。
翔「智、くん...?」
智「駄目だよそんなんじゃ。もっと、本気で...」
重ねた唇を少しずらして智くんは話す。
そして、“本気で”と言うと、その唇をしっかりと重ね合わせ、俺に深く口づけた。
翔「ん、ほ、本気って、どういう事...」
智「黙って」
掠れた声で、黙ってと一言呟く。
その瞬間景色は一転し、俺はソファーに押し倒されたんだ。
翔「智く...」
智「ぁ、翔くん...」
鏡に映る俺達をチラッと見ながら、智くんは俺に深いキスをしてる。
微かに甘い吐息を吐いて、俺に言うんだ。
智「そんなんじゃないでしょ...?」
翔「え...?」
微かに笑いながら。
智「本気の、キス...」
熱を伝えながら。
智「は、ぁ...、もっとだよ...」
俺の聞きたかったあのアダルトな声で。
智「翔...」
俺の名を、呼んだ。
