
神様の願い事
第7章 謎のオバケ
《sideM》
くっそ。イケると思ったんだけどな。
和「で? 翔さんはどうなの?」
翔「え?」
和「キス。大野さんとはしたんでしょ?」
翔「ど、どうしてそれを」
和「好きだからしたんだよね?」
翔「っ、いやその」
和「違うの? じゃあ、翔さんも誰とでも出来ちゃうの?」
翔「はっ?」
お、餌食がもう一人増えたようだ。
雅「ちょちょ、ニノっ?」
和「潤くん、相葉さん押さえといて」
潤「了解」
翔さんにズイっと詰め寄るニノは、俺に相葉さんを託し翔さんを見つめた。
和「ね? 翔さん。俺とでも出来る?」
雅「おいおいおいって」
和「んもぅ、口も押さえといて」
潤「了解」
雅「ちょ離せっ、もが」
茶色くてガラス玉みたいなキラキラした瞳を向け、小首を傾げて翔さんを覗き込む。
すると当たり前のように翔さんは固まって。
和「翔さんの唇って、ぷるぷるだよね…」
翔「に、ニノ」
雅「もががっ」
潤「しーっ」
翔さんの手を取って、自分の頬を掴ませる。
そして固まった翔さんを見つめて、目で誘ってる。
その距離を少しずつ詰めて、もうすぐで鼻先が触れるかと思った。
ガチャ
翔「ニノ...」
翔さんの戸惑う声と共に、ドアの開く音が聞こえた。
智「...なにしてんの?」
潤「あ」
そこには怪訝な顔をしたリーダーが。
智「キス、してた...?」
翔「こっ、これはっ」
雅「もがががっ」
いつもなら、きょとんと顔を覗かせるのに。
今日のリーダーは少し眉を潜めて、声のトーンも心なしか低い気がした。
潤「違うよ。仲間だから誰とでもキス出来んじゃないかって相葉さんが言うから」
雅「もがっ!?」
和「んでも、大野さん乗らなかったじゃん? だから翔さんはどうなのかなぁって」
智「へ」
潤「どうやら翔さんも、乗らないみたいだね」
智「ああ、なんだ...(笑)」
ホッとしたのか、少し笑みを零した。
智「代わる代わるおかしな事言うからどうしたのかと思ったよ(笑)」
和「ふふ、チャレンジしてたの」
潤「ごめんね?」
コツンと肩を叩いてリーダーは笑う。
その笑顔は許してくれたものだと分かるけど、さっきの一瞬の怪訝な顔。
それはきっと、翔さんによって引き出された表情なんだ。
くっそ。イケると思ったんだけどな。
和「で? 翔さんはどうなの?」
翔「え?」
和「キス。大野さんとはしたんでしょ?」
翔「ど、どうしてそれを」
和「好きだからしたんだよね?」
翔「っ、いやその」
和「違うの? じゃあ、翔さんも誰とでも出来ちゃうの?」
翔「はっ?」
お、餌食がもう一人増えたようだ。
雅「ちょちょ、ニノっ?」
和「潤くん、相葉さん押さえといて」
潤「了解」
翔さんにズイっと詰め寄るニノは、俺に相葉さんを託し翔さんを見つめた。
和「ね? 翔さん。俺とでも出来る?」
雅「おいおいおいって」
和「んもぅ、口も押さえといて」
潤「了解」
雅「ちょ離せっ、もが」
茶色くてガラス玉みたいなキラキラした瞳を向け、小首を傾げて翔さんを覗き込む。
すると当たり前のように翔さんは固まって。
和「翔さんの唇って、ぷるぷるだよね…」
翔「に、ニノ」
雅「もががっ」
潤「しーっ」
翔さんの手を取って、自分の頬を掴ませる。
そして固まった翔さんを見つめて、目で誘ってる。
その距離を少しずつ詰めて、もうすぐで鼻先が触れるかと思った。
ガチャ
翔「ニノ...」
翔さんの戸惑う声と共に、ドアの開く音が聞こえた。
智「...なにしてんの?」
潤「あ」
そこには怪訝な顔をしたリーダーが。
智「キス、してた...?」
翔「こっ、これはっ」
雅「もがががっ」
いつもなら、きょとんと顔を覗かせるのに。
今日のリーダーは少し眉を潜めて、声のトーンも心なしか低い気がした。
潤「違うよ。仲間だから誰とでもキス出来んじゃないかって相葉さんが言うから」
雅「もがっ!?」
和「んでも、大野さん乗らなかったじゃん? だから翔さんはどうなのかなぁって」
智「へ」
潤「どうやら翔さんも、乗らないみたいだね」
智「ああ、なんだ...(笑)」
ホッとしたのか、少し笑みを零した。
智「代わる代わるおかしな事言うからどうしたのかと思ったよ(笑)」
和「ふふ、チャレンジしてたの」
潤「ごめんね?」
コツンと肩を叩いてリーダーは笑う。
その笑顔は許してくれたものだと分かるけど、さっきの一瞬の怪訝な顔。
それはきっと、翔さんによって引き出された表情なんだ。
