
神様の願い事
第4章 誤解
《sideA》
なんなんですかアレ。
え、どうして松潤と? そこはほら、リーダーじゃないの?
まさかのライバルが増えたとか? いやいやいやでも...。
雅「あの~、にのちゃん? そんな隅っこでナニシテルの?」
和「うわっ、相葉さん?」
何故そんなに驚く。
ぐるんと俺に振り向いて仰け反ったかと思えば、その後ろで目を丸く見開く松潤がニノを支えた。
潤「相葉さん、いつからそこに」
雅「ずっといたんですけど」
気付かなかったのか。
俺の気配にも気付かずそれ程までに集中し、隅っこで何をコソコソやってたんだ。
和「あっ、潤くん」
潤「うん、行こう」
和「ごめん相葉さん、あとで」
雅「え」
放って行かれた。
“潤くん”とニノが呼ぶのはいつもの事。
“行こう”なんて男らしく松潤がリードするのもいつもの事。
だけど今2人で走って行った様は。
ニノは松潤にピタッと張り付き背を押してちょこちょこと走っていたし、そのニノの背に片腕を回し、ニノを抱えるようにして松潤は走った。
雅「どういう事...」
なんでそんなコソコソと。
どうしてそんなに親密そうに。
ひょっとしてニノはやっぱりリーダーの事が好きなんじゃないかと一時は疑ったけど。
まさかのホープ登場か。
雅「はぁ...」
翔「どうかした?」
雅「へっ」
翔「いや溜息(笑)」
雅「しょおちゃ~ん...」
翔「えっなになにっ」
こんな時1人じゃなくて良かった。
声を掛けてくれる人がいるだけで、1人で悶々と考え込まなくて済むんだ。
雅「や、なんかね…」
翔「うん?」
なんだかニノと松潤の様子がおかしい。
いや、おかしいと言うより怪しいんだと、胸の内を翔ちゃんに伝えた。
翔「...確かに、あの2人には何かあるな…」
雅「えっ、や、やっぱりっ!?」
翔「や、俺もなんかおかしいと思ってたんだよな」
やっぱり翔ちゃんにもそう見えるんだ。
雅「あのキス、本気じゃ無かったのかな…」
翔「キ...っ?」
雅「まぁ、俺が強引にしたようなモンだけど...。でも、雰囲気からしてニノも同意してくれたんだと思ってたのに...」
翔「え、ちょ、キ、キスって、なに?」
あれ。
翔ちゃんは知らなかったか。
なんなんですかアレ。
え、どうして松潤と? そこはほら、リーダーじゃないの?
まさかのライバルが増えたとか? いやいやいやでも...。
雅「あの~、にのちゃん? そんな隅っこでナニシテルの?」
和「うわっ、相葉さん?」
何故そんなに驚く。
ぐるんと俺に振り向いて仰け反ったかと思えば、その後ろで目を丸く見開く松潤がニノを支えた。
潤「相葉さん、いつからそこに」
雅「ずっといたんですけど」
気付かなかったのか。
俺の気配にも気付かずそれ程までに集中し、隅っこで何をコソコソやってたんだ。
和「あっ、潤くん」
潤「うん、行こう」
和「ごめん相葉さん、あとで」
雅「え」
放って行かれた。
“潤くん”とニノが呼ぶのはいつもの事。
“行こう”なんて男らしく松潤がリードするのもいつもの事。
だけど今2人で走って行った様は。
ニノは松潤にピタッと張り付き背を押してちょこちょこと走っていたし、そのニノの背に片腕を回し、ニノを抱えるようにして松潤は走った。
雅「どういう事...」
なんでそんなコソコソと。
どうしてそんなに親密そうに。
ひょっとしてニノはやっぱりリーダーの事が好きなんじゃないかと一時は疑ったけど。
まさかのホープ登場か。
雅「はぁ...」
翔「どうかした?」
雅「へっ」
翔「いや溜息(笑)」
雅「しょおちゃ~ん...」
翔「えっなになにっ」
こんな時1人じゃなくて良かった。
声を掛けてくれる人がいるだけで、1人で悶々と考え込まなくて済むんだ。
雅「や、なんかね…」
翔「うん?」
なんだかニノと松潤の様子がおかしい。
いや、おかしいと言うより怪しいんだと、胸の内を翔ちゃんに伝えた。
翔「...確かに、あの2人には何かあるな…」
雅「えっ、や、やっぱりっ!?」
翔「や、俺もなんかおかしいと思ってたんだよな」
やっぱり翔ちゃんにもそう見えるんだ。
雅「あのキス、本気じゃ無かったのかな…」
翔「キ...っ?」
雅「まぁ、俺が強引にしたようなモンだけど...。でも、雰囲気からしてニノも同意してくれたんだと思ってたのに...」
翔「え、ちょ、キ、キスって、なに?」
あれ。
翔ちゃんは知らなかったか。
