
君と僕。
第9章 君と僕と罰ゲーム
「よし、じゃあ出掛けよっか!」
「え」
「デートしよ、蓮君」
「ど、何処に...って言うか、このまま外に出るんですか!?」
時雨さんは僕の手を優しく取ると、ニコニコしながら玄関へ向かった。
「ご飯食べて、公園とかお散歩しよう」
やばいやばい、本気だ。
「勝者の言うことは?」
「ゼッタイ」
僕は完全に変態への道を歩んでしまいます。
家の鍵を閉めて僕達は外に出た。
朝からずっとゲームしてたし、もう夕方だ。
「ご飯何食べたい?」.
「え...と。あ、駅前の和食屋さんが良いです」
少し高いけど、あそこなら個室だし。
何より普通に美味しいから好きだ。
「良いね、そんなに遠くないから歩いて行こうね」
少し前屈みになれば良いところを掠めないから、比較的普通に歩ける。
しかし油断するとローションが滑って出ていってしまいそうだ。
「ふふ、歩きにくそうだね」
「誰のせいだと...」
僕のせいだね、と微笑んでるけど、普段より歩幅を狭くしてくれているのに気づいたから僕はそれ以上何も言わなかった。
「え」
「デートしよ、蓮君」
「ど、何処に...って言うか、このまま外に出るんですか!?」
時雨さんは僕の手を優しく取ると、ニコニコしながら玄関へ向かった。
「ご飯食べて、公園とかお散歩しよう」
やばいやばい、本気だ。
「勝者の言うことは?」
「ゼッタイ」
僕は完全に変態への道を歩んでしまいます。
家の鍵を閉めて僕達は外に出た。
朝からずっとゲームしてたし、もう夕方だ。
「ご飯何食べたい?」.
「え...と。あ、駅前の和食屋さんが良いです」
少し高いけど、あそこなら個室だし。
何より普通に美味しいから好きだ。
「良いね、そんなに遠くないから歩いて行こうね」
少し前屈みになれば良いところを掠めないから、比較的普通に歩ける。
しかし油断するとローションが滑って出ていってしまいそうだ。
「ふふ、歩きにくそうだね」
「誰のせいだと...」
僕のせいだね、と微笑んでるけど、普段より歩幅を狭くしてくれているのに気づいたから僕はそれ以上何も言わなかった。
