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狐と私と先生

第6章 山では、、

木が倒れた。


有り得ないッス!




だって、ノコギリ持った人とか居ないのに、、、






ってゆうか、
あんな事して、銀に殺されちゃうゾ。

マジで。




いや、
じゃなくて!

なんで、木が倒れんのよ!?




ガサ


《今度はナニ!》

私は、
音のした方を振り返ろうと したが、
その前に

フワッと
持ち上げられた。

「キャッ!

、、、銀」

草陰から出てきた
銀は、
私をお姫様抱っこ
したまま、ドコかへ走り続けている。

「遅かったじゃ
ねーかよ」

そう言った銀は、口の端を上げて、小さく笑ったが、

目が、全然
笑っていなかった。

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