
狐と私と先生
第6章 山では、、
おバカさんな私は、
どうにか、素早く作業を進めて、
サッサと終わらせようと頑張ったが、
資料が多いコト、
多いコト、、、
で、結局
終わったのは、
空が暗くなり始めた
『もうすぐ夜だよ』
って頃、
つまり、夕方でした。
「お疲れ様。
ゴメンよ、こんな遅くまで付き合、、」
「イエ!
それじゃ、私は失礼します!」
先生の声をさえぎって、私は逃げるように
廊下に出る。
「アッ 、、、」
先生の何か言いたそうな顔が最後に
チラッと見えたが、
私は無視して、走った。
きっと銀が私のコトを
イマかイマか
と待ってんはずだから。
