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狐と私と先生

第3章 止めちまえ

「それより、
その新しい先生ってのはどんな奴だ?」

「まだ気にしてるの?
好意なんて、もたれてないって」

そう言いながら、私は勉強を再開する。

「違う。
そうじゃなくて、だな」

銀の表情が、とても真剣だったので
私は勉強の手を止めた。

「そうじゃなくて?」

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