今日も明日も
第51章 おしおきは甘い味
背中に当たるシーツと、見上げるにのの顔が新鮮すぎてこそばゆい
そりゃ、途中でこうなる事はあるけど
最初からと言うのはもしかしたら…初めてかも?
「相葉さんは何もしちゃダメだからね」
そう言いながら、シャツの中に手を入れる
「ダメなの?」
腹の辺りを撫でられて、一瞬息が詰まった
勿論そこは我慢する
「そしたらおしおきにならないでしょ。手を出したらおしまい」
にのの言葉に思わずにんまりした
だってにの “手を出したら“ って言ったよね
「手を出したらお預けって事?」
「うん」
再確認完了
暫くはにのの可愛い姿を楽しませて貰おう
全然おしおきじゃないって事に気付かないとこがまた可愛い
セックスの事になると、あんなに頭の回転の早いにのが俺より鈍くなるんだもん
にのの唇が耳許に寄せられる
いつも俺がするように、耳朶を軽く噛んでみたり
ピチャ…とわざと聞こえるように舌で音を立てたり
…それをにのがしてると思うとぞくぞくする
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