今日も明日も
第34章 100%のきもち 2nd
マンションの駐車場に着いたのは
もう、日付けが変わる頃だった
相葉さんがエンジンを止めた時
俺は勢いのまま相葉さんにキスをせがんだ
シートベルトを外そうとする相葉さんに、助手席から手を伸ばして首に絡み付かせると
相葉さんは一瞬驚いた顔をしたものの、すぐにそれに応えてくれた
俺の髪を撫でながら、慈しむような優しいキスをくれる
だけど
今の俺にはそれじゃ物足りなくて
もっと息が出来ないくらい、激しく貪って欲しくて
自分から、相葉さんの舌に自分のそれを絡め取っていった
「にの…っどし…た、の?」
キスの合間に、相葉さんが訊ねる
いつもと逆の立ち位置に気持ちが昂った
もっと欲しい
もっと俺を求めて欲しい
相葉さんの咥内を
いつも相葉さんがしてくれるように舐めとっていくと
段々と相葉さんの息が荒くなって行くのが感じられた
俺の髪を撫でる指に、力が入る
引き寄せたはずが逆に引き寄せられて
貪っていたはずが、いつの間にか貪られていた
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