今日も明日も
第31章 夏の夜空に
「固くなってる…気持ちいい?」
揶揄るような相葉さんの囁きが、俺の耳に妖しく響く
「ん…気持ちい、…あっ」
首を仰け反らせて、素直に答えたその時
キャッキャとはしゃぐ声が聞こえてきて
…ここが外だと言う事に今更ながら気が付いた
相葉さんの手がすっと離れていく
このまま通りすぎるのを待つのかと思ったら
相葉さんは何も言わずに俺の手を引っ張って
ベンチから少し奥にある大きな木の下へと移動した
そこに、俺の背中を押し付ける
「相葉さん…?」
「ごめん、我慢できない」
え、と言うより先に再び唇を塞がれて
今度はシャツの中に手を突っ込んできた
直に肌に触れる、相葉さんの手は熱くて
何の前触れもなく乳首を摘まんでくるから
突然の刺激に膝が落ちそうになってしまった
慌てて相葉さんにしがみついて、崩れ落ちるのを防いだけど
執拗にそこをいじられて、震えが止まらない
俺は無理矢理唇を離して、相葉さんの首に抱き着いた
相葉さんも、俺の状態に気付いて腰を支えてくれる
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