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「でも…何て言うか、二宮さんには性別越えて惹かれてて、二宮さんと仲良くなりたいって思って…

あ、俺ホモじゃないですよ？二宮さんだから、なんです！」


まとめて言いきってから、気が付いた


完全に俺、…不審者


今更謝っても仕方ないし、俺の淡いコイゴコロは今日で終わったなぁ…

なんて、考えながら

チラッと二宮さんを見たら


ちょっと赤くなってるけど


「…ホントに、おかしな人ですよね」

口元に手を当てて、クスクス笑っている

何だか急に恥ずかしくなって、頭を掻いた



「俺ね、こっちに引っ越して間もないんです」

「え…」

そっか、だから潤の友達が誰も知らなかったんだ


「友達も知り合いもいないから、つまらなかったんですよ」

「二宮さん？」


この感じは、引かれてない

だって

二宮さんの目は、すごく透き通っていて

悪意とか、軽蔑を感じない



「こちらこそ、ぜひ友達になってください」