テキストサイズ

ARS*ヒミツノコイ*

第5章 次の日

相手役の子が和也に近づき、


和也が彼女を優しく抱きしめ、


「ずっとこうしたかった…」
甘い声で、彼女に囁き
甘ったるい視線を彼女に向け、


「キス…しても、いい?」

演技だってわかっているけど
わかってるけど、


「…いい、よ。」


目の前で大好きな人が私とは違う女の子にキスしている光景に耐えられず、私はスタジオを飛び出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ