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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章 関西奇術連合

 収録のスタジオの外にいたのが、あのマギー司郎さんでした。


 私服姿でしたが、もうあのまんまです。


 弟子の方と一緒にいましたが、誰か知りません。


 会長が「ご無沙汰してます」と声をかけたら「あ〜もう3年くらいたつね?」て、そのまんまなんですよ。


 一緒にいた飛鳥ってのが、「師匠、僕らマジシャンなんですけど、お時間よかったらネタ見てくださいよ」と突然言い出した。


 会長が「これっ!! あなた、失礼でしょ」と言うと、師匠は「いま、雑談してただけだから時間あるよ。見せて」と笑顔で言ってくれた。


 師匠にネタを見てもらうなんて機会が、そうそうあるわけがない。


 ぜひ、プロの師匠のアドバイスを聞きたいと、自分のネタも見て欲しいと頼みました。


 飛鳥がボタンの色が、次々に変わるってネタを披露したんた。


 そしたら、あの小さな目が、ギョロッとして驚いたんですよ。


 それを見て、なんか、見抜いたのかなと思った。


 どっしりと見て、指摘してくれるのかと思いきや、師匠が飛鳥に言った言葉が……




「それ、どこで買ったの?」




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