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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章 関西奇術連合

 つまり、プロでも名前を出してる有名な方は生放送で、MCとのトークを交えながら進行するが、若手は絡みなし。


 ただ、僕らの映像を流して、出演者が拍手してコメントを吐き出すだけ。


 これは楽だ。だが、なんか悔しい。


 事務所からは僕とジョーカー高岩と飛鳥神技、アカソーの四人が出ることになった。ちなみにラリ夫は問題があるからと除外された。


 深夜の放送なのに、収録はお昼。


 四人もテレビに出られるってことで、会長もついてきた。


 この時まで知らなかったんだが、会長、マジック関係者に、顔がきく人だったんだよ。


 こじんまりした場所で事務所作ってるから、大したことないなと思ったら、大間違い。


 実は、マリックさんにも教えを受けてたんだよ。


 日本奇術連盟の松旭斎一門とか、会長の北見マキさんとか、もう僕らにとっては、宇宙の存在の人達と顔見知りってんだから。


 なんか、凄いところに自分はいるんだなと、認識したね。


 なんと、そこに打ち合わせに来ていた、のちの僕の芸風の心の師匠となった方がいたんです。



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