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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章 関西奇術連合

 そう、ここと契約してから、仕事の質がグンと上がった。


 で、頑張ってね。小学生の頃、欲しかったマジック道具買ったんだよ。


 ブラックアートって、箱のマジック。西くんが持ってたアレ。


 これを手に入れた時は嬉しすぎてさぁ。


 実は2個もってる。


 1個は保存用でもう1個は営業用でね。


 買った頃には、すでに種とか原理は知ってたけど、実物見て財布の中見て「余裕で買える!!」となったら、買うじゃん。


 ちなみに、ブラックアートってのは、空の箱からいろいろなものを出すマジックなんだけどね。シンプルなんだけど、面白いよ。


 今は、プロマジシャンでこれを演じる人少ないけど、アマチュアの方が老人会でやったりしてますね。


 さて、こんなマジシャン生活に、いい火がつきまして、さらに大きな仕事が舞い込んできます。


 あれは、BSで放送されたのかな?


 30歳までの、若手マジシャンの戦いを放送するってことになってね。


 予選に出ることになったんです。


 20代のマジシャンが自分を含めて……何人いたんだろ?


 30代の方が多かったからね。


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