『奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開』第10章「関西奇術連合」　222ページ

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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章関西奇術連合

　実は、それから何年か後の話だけどね、また本人が出演のショーの前座でマジックしたことがある。

　仮面ライダーアギト（だったかな？）のショーでね、楽屋入れ替えで、僕が道具片付けて出るまでの間、ずっと椅子に座って雑誌読んでた若い男性いたんだよ。

　それが、要潤だったんよ。

　その翌週のライダー録画して見たら「あ、この兄ちゃんおった!!」て、感じでさぁ。

　だから、このウルトラマンとライダーは自慢話なんよ。

　去年の紅白見てさ、「２０年ほど前、いのっちに話しかけられて」と嫁さんに話したら「はいはい」で終わったからな。

　嫁さんが言うには、それは井ノ原さんじゃなく、似たお兄さんだと。

　……いや、それ言われるとそんな気もしなくもない。

　あの顔、いそうだろ。関西のタレントで楠雄二郎（ＵＫって名前でＤＪもしてる）てのも、そんな系統だわ。

　だんだん、記憶も薄くなるから、完全なビジョンが浮かばないのは仕方ないが、僕は井ノ原快彦さんに会ったと思うぞ。