
奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開
第8章 偉大な人に会うも、横道に逸れるあの頃
まあ、なんしか、昔ミナミの裏手にあったストリップ劇場に、ネタとマジックテーブルを持って行くことにした。
表側の劇場の窓口に「すいません、客じゃなくて、マジックの営業で来たんですけど……」と、50過ぎたくらいのおばちゃんに伝えると「左側行ったら細い路地があるのそこに白い扉あるから」みたいなことを言われた。
なんか、薄汚い、タバコの吸殻が捨ててあるような道を入って、奥に進んだところに見える扉を開けた。
ムアッと、女の匂いってのがしたんだ。
長いのれんがあって、その奥から女性の声が聞こえる。
「すいません、マジックの営業でこちらに来たんですけど」と声をかけた。
「はーい」とギラギラの下着をつけた女性が出てきた。
一瞬、ドキッとした。至近距離で年上女性の生肌を見るなんてことは、なかったからだ。
「あ、今日は、お兄ちゃんが手品する人なんやね。待っててや、場所作るわ」
場所作る?
2分ほどしたら「入り」と声がした。
生乳、ボロォ〜ンと放り出した女性が宝塚歌劇のような、派手な鳥の羽を背負って、股ぐらをタオルで拭いてんだよ。
表側の劇場の窓口に「すいません、客じゃなくて、マジックの営業で来たんですけど……」と、50過ぎたくらいのおばちゃんに伝えると「左側行ったら細い路地があるのそこに白い扉あるから」みたいなことを言われた。
なんか、薄汚い、タバコの吸殻が捨ててあるような道を入って、奥に進んだところに見える扉を開けた。
ムアッと、女の匂いってのがしたんだ。
長いのれんがあって、その奥から女性の声が聞こえる。
「すいません、マジックの営業でこちらに来たんですけど」と声をかけた。
「はーい」とギラギラの下着をつけた女性が出てきた。
一瞬、ドキッとした。至近距離で年上女性の生肌を見るなんてことは、なかったからだ。
「あ、今日は、お兄ちゃんが手品する人なんやね。待っててや、場所作るわ」
場所作る?
2分ほどしたら「入り」と声がした。
生乳、ボロォ〜ンと放り出した女性が宝塚歌劇のような、派手な鳥の羽を背負って、股ぐらをタオルで拭いてんだよ。
