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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第8章 偉大な人に会うも、横道に逸れるあの頃

 今まで、大会とか、学校のお楽しみ会くらいしか、大勢の前で、見せたことがない。


 しかも今度は仕事だ。


「実演販売プロじゃなく、やっとプロマジシャンになるな」と言ってくれた。


 代役とはいえ、僕がプロとしての初ステージを踏むことになった。


 これは、アマチュアの仕事ではない。一人前として、最高のパフォーマンスを見せなければいけない。


「どこで、やるんですか?」


「ストリップ劇場だ」


「はっ!?」


 ストリッパーの休憩時間の間に、お客さんが退屈しないように舞台で余興をやる。


 しかもストリップ劇場……実は半チェリーだった僕。


 半チェリーとは?


 それを説明しての書くと、作品の色素が大きく変わる恐れがありますので、あえて書きませんが、まあ、あと一歩で1つになるはずが、赤い血潮のおかけで、未遂に終わったと言っておきましょう。


 そのあと、なかなかチャンスに恵まれず、まあ、家に親がいたり、ホテルは高校生はダメとか言われたり……ねえ。


 で、ちょっとイザコザあって、バイバイ……もう、いいですか?



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