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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第8章 偉大な人に会うも、横道に逸れるあの頃

 責任者が戻ってきて話をしたら「売っていい」と言うので、あるだけ売った。正直、お客さんがきて「マリックがやってたやつが欲しい」とか言われて、「うちは今、扱ってないです」て、嘘つくのも嫌だったんですよ。


 個人経営のマジックショップの方が、超魔術系のネタを仕入値よりも高い値段で買いにくる。少しだけだが、儲けにはなるわな。


 それからは、マリックプロモーションからの仕入れはなくなりました。


 百円硬貨にタバコが通ったり、五百円玉が減ったりするのは、日本では売っていない。偽造硬貨扱いになって、罪に問われる。


 ですが、海外では売ってるんだよね。


 まあ、ハーフダラーとかペニー硬貨のトリックコインを日本で売ってるのと、同じか。


 とにかくマリックさんは、マジックブームに新しい風を吹き込んだ神と言えるだろう。


 すごかったもん。



 また、今まで考えていなかったことが、マジックで出来る事を改めて思った。


 昔、憧れていたユリ・ゲラー。彼がやっていたスプーン曲げ、簡単に出来るようになった。


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