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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第7章 中学卒業、そして高校に

「晩御飯行こう」


「えっ!?」


 まさかのご飯の誘い。


 僕は帰りたかった。


 正直、あまり関わりたくはなかったんだよね。


 でも、ラリ夫が行くってことは、山本さんと中嶋さんが来るわけで……。


 四人でファミレスに入った。


 僕の横には中嶋さんが座った。


 でも、なんか嬉しかったな。


「なんでも頼めよ、10万あるんやから」


 そう、優勝賞金は10万円。


 ちなみに、中学生、高校生は賞金がついてくるんだけど、小学生は図書券と商品券なんだとか。


 ラリ夫は言った。


「俺な、これで小学生、中学生、高校生と優勝した」


 えっ!? 優勝経験3回!?


 小学6年生と中学3年と、で今回。


 やっぱ凄い。


「いや、もっと凄いのが、1つ年上にいてる」


 あんたより凄いやつ!?


 それが、小学生の頃に3回、中学生の時に2回、高校生1回、優勝経験があり、後は準優勝獲っているんだとか。


 えっ!? 今回は?


「今回、出てないんだよ。あいつ……」


 誰やねん……。まあ、名前言われても知らないけどさ。



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