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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第7章 中学卒業、そして高校に

 それを審査員の方のそばに置いて、一人の方に手をのせてもらい、ラリ夫が手を出せないようにしてもらったんだ。


 まず、それは1つの準備。


 次にトランプを出して、よく切り混ぜてもらうんだ。もちろん表はバラバラ。


 審査員、たしか五人いたと思うんだけど、一人が瓶を押さえているから、残り四人に1枚ずつカードを引いてもらうんだよね。


 カードは表を見ずに裏向けでやるんだけど、これを使ってコインマジックを披露したんだよね。


 で、コインがあっちこっちカードの下で移動をするってやったんだ。


 まあ、これもすごかったけど、最後コイン4枚のうち、どれでもいいからと、1枚を指差してもらったんだ。


 で、まず、カードを自由に選んでもらったんだけど、まだ表を見せてませんと、表を返したら、すべてAのカードなんだ。


 しかも指差しているコインをめくったら、印のついたシールが貼られてある。


 手で押さえている瓶の中には、コインが入ってないんだよ。


 マジかっ!? だって、本人は道具出しただけで、まったく手を触れていない。


 審査員は瓶を押さえているから、取り出せないんだ。


 これは審査員も声を上げ、会場も驚きの歓声。


 本当に高校生か!?


 審査員は、瓶をもう一度確かめるがなにも変わったことがない。



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