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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第21章 智也の事情~社会人①~

「智也……飲み過ぎだよ。このまま帰せないわ」

今になって吐き気を催す。

「大丈夫……悪かったな」

足元のふらつきと吐き気が強さを増してくる。

俺は酒の威力をナメきっていた。

「タクシーで吐いちゃったら大問題だよ。
ね?悪いこと言わないからうちに泊まって
いきなよ」

美鈴が俺の腕を支える。

ここから先は記憶に無かった。

目が覚めると知らない部屋で
スーツ姿のままベッドに横たわっていた。

ジャケットから携帯電話を取り出す。

時刻は4時を回っていた。

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