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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第21章 智也の事情~社会人①~

美鈴との会話が盛り上がり
『club可憐』には閉店まで居座った。

先輩らは気が付くと帰っていた。

そして俺は終電に間に合わなかった。

「相模原までどうやって帰るの?」

美鈴と一緒に『club可憐』の外へ出た。

「タクシーしかねぇな」

ネットカフェも考えたが
布団でゆっくり休みたい。

いくら酒が体質に合っていたといっても
これはさすがに飲み過ぎだろう。

「うちに泊まっていかない?すぐそこだよ。
明日うちから区役所に出勤すれば?」
「それは図々しいだろ。いいよ……大丈夫……」

気持ちとは裏腹に足元がふらつき
美鈴が咄嗟に俺の身体を支えた。

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