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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡






無論それは、聖くんがアタシにつけたもので…

"ちーちゃんの白い肌に赤がよく映えてかわいいよ"

どこから見つけてきたのか、彼が持っていたサテンレースのリボンが指に巻かれている。

けっして複雑にきつく結ばれているわけでもないのに、完全に自由を奪みたいに後ろ手にされているわけでもないのに…


「…どうして取らないの?」


少し頑張れば外そうと思えば外せるそれを、アタシはここまで一度も解こうとはしなかった。


「ッ…─」

「言えない?」


それがどうしてなのかは、自分でもよくわからない。

ただきっと…


「そんな泣きそうな顔して…」


"お仕置きのシルシ…"


「まぁいいや、本当はちゃんとわかってるもんね」


彼のそんな言葉をアタシはどこかで…


「頭になくても心のどこかにオレに後ろめたいことがあるから、こんな自分の姿を…

…受け入れてるんだ、って♪」


─受け入れてるんだと…


「ッ…─ふ…ぅ!!」

「だから抵抗しないでこうして感じてるんだよ…」

「あっ…───」


ぐちゃぐちゃになかまで濡らされた耳の縁に痛みが走る。

顎が仰け反って、瞳に溜まっていた雫が弾けて、隠すものがなくなった秘裂がまた潤うのを感じてしまう。





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