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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡






…再び、ソファーと聖くんの手をビショビショにしたところで、ようやく休められた彼の手がショーツにかかった。


「おあつらえ向きにわざわざ紐パンとか。なんならもっと早く脱がせて欲しかった?」

「………っッ」


サイドの結び目を解かれ、力の抜けきった躰から装飾付きの華奢な布地が剥がされる。


「あぁ、糸引いてるし…。見て?…べちょべちょ」


暴かれるにつれ、布とアタシを繋ぎとめるように引いた透明な糸がヌチャリと粘着質な音をたてる。

晒されたクロッチの内側にはヌラヌラと妖しい光沢を放つ粘液の膜がベッタリと張り付いていて、それを掬った聖くんが目の前で濡れた指を広げてみせた。

彼の白い指の隙間に濡れた糸が張る。

恥ずかしいことなどもう今さらなのに、そんなものをまじまじと見せられれば羞恥に顔がカッと熱くなる。

だけど…


「いつもこんなだっけ…」


更に楽しそうに歪む彼の口許に、躰の奥が疼くのはどうしてだろう…


「それとも…」


恥ずかしいのがこんなにキモチイイのはどうしてだろう…


「外せない…っていうか、外せるのに外さない"それ"のせいかな?」

「ンンぅ…っ」


少し持ち上げられた腰の下から引き抜かれたレースが、ベシャリと品のない重たい音をたてて床に落とされた。

それから空いた彼の手が戻ってきたのはアタシの手元の…

親指同士を結んだ赤いリボン…。





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