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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第11章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡






え、なにこれ…


「べ、べ、べ、別に思い出してなんか…」


地味に今回の事への仕返しだろうか。

しょ、処刑…!?


「あーれ!?クスッ、今度は怒っちゃった?」


ううん、葵くんがそんなどっかの魔王みたいなコトするわけないし。


っていうか、ついきのうまで日本にいるときは夏バテで死にかけてたのはどこの誰だっけ?


「ッ………そ、それ以上顔…近づけな…」

「どうして?」

「溶けて死んじゃ…」


暑さで弱ってたんじゃ…


「……やーだっ」


—チュッ…♡


「………ッっ!!!!!!」


…なかったんかい!!


仮にも、世の中には"飴と鞭"という言葉があるけれど…

普段から"飴"しかくれないくせに!!

今日に限ってその糖度、危険レベルで増し増し↑↑とか、ホント生死に関わるから!!


故にこんな苦し紛れの言い訳ですらも…


「オレ、ちーちゃんのコト大好きだから怒んないでほしいな」

「っ~~~~~!!」


…とか、無効にもほどがあるわけで。


年上のくせにちょっとそんな可愛い言い方はズルいんじゃないか。それでいていい香りがする逞しい腕のなかに閉じ込めるとかズルいじゃないか。





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