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薔薇寮の淫

第3章 そこにある理由

・北山side

俺はタマたちの部屋に来てからも気が気じゃなかった

泣いていたトッツーの姿が目の前にチラついてしまい

今頃、部屋では何が行われているんだろう?

品定めってどういうことをするんだよ。



玉「ミツ、何か飲む?」



んだめだ、気になってジッとなんかしていられない。

ダッ!



宮「キタミツ行っちゃ駄目だってば」



バタン!



宮「あぁーあ抑えとけなかったみたいだね」

玉「仕方がないか、フッ」



ダダダッ!

そして、とうとう我慢できなくなった俺は。

部屋を飛び出しドアの前まで来てしまい。

だが、そこには。



河「五関の言った通りだ、やっぱり来たか」

北「そこを退け」

河「さて、どうすっかな」



こいつ河合がいて。



北「ここは俺の部屋お前なんかに通せんぼされる覚えはない」

河「確かにそうだけどいいのか?またショックを受けても知らないぞ」

北「いいから退けって言ってるだろ」

河「はいはい分かりましたじゃあ好きに中を見ちゃって下さい クスッ」



すると、こいつはあっさり退いてよ。

―が、そんな河合を不審に思いながらも。

意を決しドアを開けたその先には…



戸「んっ、はっ、あっ」

五「郁人の言った通りだ、チュッ、綺麗な肌してんなトッツー、チュッチュッ、それに滑らかで ツツツーッ」

戸「ああっ、ビクン」



嘘っ…だろ!?俺は、我が眼を疑ってしまう。



五「感度も良好みたいだし何よりも声が可愛くて堪らない」



全裸のまま、ベットの上でうつ伏せになっているトッツー。

その身体には、五関が覆い被さり。

背中へキスを落としながら笑みを浮かべている。

あいつぅーっ、クッ!



五「よし最終チェック段階に入るけどいい?」



あげく訳の分からないことを言ってやがるし。

だがそう言って五関が身体を起した瞬間に!



戸「つあっ」



同時にトッツーが叫び声を上げ。

まっ、まさか…

俺は2人が既に繋がっちまっていることに。

このとき初めて気がついたんだ。





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