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薔薇寮の淫

第3章 そこにある理由

・北山side

と、そのとき



「お前ら、そこで何やってるの?」



取り囲まれてるもんだから姿が見えず声しか聞こえなかったが。



河「うええっ、あいつトッツーの同室の」



この声は河合って奴だよな



「なら見て見ぬふりはできないな、フッ」



誰だ、お前は?



男A「なっ、なんだよ見つけたのは俺の方が先だぜ」

河「残念ながらそれはちと違うわ、フッ」

男A「なに」

河「こいつはさ、既に渉んとこの太輔が目をつけてるんだ勝手な事されちゃ困る五関そうだろ?フッ」



五関?



五「俺は五関晃一、元飯田グループの一員で今はリーダーを張ってる、おまえら俺を敵に回すなら、同じく飯田んとこだった横尾も敵に回すことになるけどそれでもいいのか」



こいつが五関って奴か。



男B「あの飯田グループの五関だって」

男C「ヤバいよ、こいつの裏にはここの理事長がついてるって話しだぜ」

男D「マジかぁ!?」

男E「あぁ、確か理事長の息子と親友だとかなんとかでよ」

男A「なんで、そんな奴がここに!クッ」

男B「自分から志願したんだってさ」

男C「理由は知らないけどな」



はあっ?変わってるやつ。

好きこのんでこんなところへ来るなんてよ、フッ!



五「分かったら、とっととそいつ放しうせろ」



その瞬間、奴らは俺の身体を離しすっ飛んで行き。

目の前には―





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