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偽りの向こう側

第6章 ライン二日目

「熱でもあるの?大丈夫?」

そう問い掛けると瑛士は顔をますます赤らめた。

その表情は照れているとも不機嫌ともどちらにも
取れる。

「大丈夫大丈夫」

瑛士は足早にトイレに向かっていった。

エプロンのポケットに収めたスマホが震えた。

『ミナミてカレシいるん?(´・ω・`)』

予期せぬ嵐からの質問にドキッとした。

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